Last Updated on 2024年7月13日
こんにちは、皆さん!今日は、日常的にファイルを管理している方々に向けて、便利な方法をご紹介します。手動でのファイルバックアップに時間を取られていませんか?簡単な操作で、誰でもすぐに使える自動バックアップツールをご紹介します。この方法を使えば、ドラッグ&ドロップするだけで簡単にバックアップが取れます。特に忙しいオフィスワーカーや、データ管理に時間を割きたくない方には最適です!
このツールはWindowsのメモ帳を使って簡単に作ることができます。Macの場合については、最後に記載していますのでご参照ください。
自動バックアップツールの特徴
このツールは、以下のような機能を持っています:
- ドラッグ&ドロップ対応: ファイルをツールにドラッグ&ドロップするだけでOK。
- 最終更新日時の追加: バックアップファイル名に最終更新日時を追加して管理しやすくする。
- バックアップフォルダの自動作成: バックアップ用のフォルダがなければ自動で作成。
ツールの使い方
1. ツールのダウンロードと設置
まずは、以下の手順でツールを準備しましょう。
- パソコンの「メモ帳」アプリを開く:
- 「スタート」メニューをクリックし、「メモ帳」を検索して開きます。
- スクリプトをコピーして貼り付ける:
- 以下のスクリプト全体をコピーして、メモ帳に貼り付けます。
- ファイルを保存する:
- メニューから「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。
- 「ファイル名」に「CreateBackupFile.vbs」と入力します。(任意の名前.vbs)
- 「ファイルの種類」を「すべてのファイル (.)」に変更します。
- 「エンコード」を「ANSI」に設定します。
- 任意の場所を指定して「保存」をクリックします。
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Dim fso, file, backupFolder, backupFile, dateModified Dim dateTime, baseName, ext, folder, filePath, i ' ファイルシステムオブジェクトの作成 Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject") ' ドラッグ&ドロップされたファイルのパスを取得 If WScript.Arguments.Count = 0 Then WScript.Echo "使い方: ドラッグ&ドロップされたファイルをこのスクリプトに渡してください。" WScript.Quit End If For i = 0 To WScript.Arguments.Count - 1 filePath = WScript.Arguments(i) If Not fso.FileExists(filePath) Then WScript.Echo "指定されたパスがファイルではありません: " & filePath WScript.Quit End If ' ファイルの最終更新日時を取得 Set file = fso.GetFile(filePath) dateModified = file.DateLastModified dateTime = Year(dateModified) & Right("0" & Month(dateModified), 2) & Right("0" & Day(dateModified), 2) & "_" & Right("0" & Hour(dateModified), 2) & Right("0" & Minute(dateModified), 2) & Right("0" & Second(dateModified), 2) ' ファイル名と拡張子を分割 baseName = fso.GetBaseName(filePath) ext = fso.GetExtensionName(filePath) ' バックアップファイル名を作成 backupFileName = baseName & "_" & dateTime & "." & ext ' バックアップフォルダを決定 backupFolder = fso.GetParentFolderName(filePath) & "\bk" ' bk フォルダの存在確認と作成 If Not fso.FolderExists(backupFolder) Then fso.CreateFolder(backupFolder) End If ' バックアップファイルのパスを作成 backupFilePath = backupFolder & "\" & backupFileName ' ファイルをバックアップ On Error Resume Next fso.CopyFile filePath, backupFilePath If Err.Number <> 0 Then WScript.Echo "ファイルをバックアップ中にエラーが発生しました: " & Err.Description Err.Clear End If On Error GoTo 0 Next ' 処理終了メッセージ WScript.Echo "バックアップ処理が完了しました。" |
2. ツールの実行
バックアップしたいファイルをCreateBackupFile.vbsにドラッグ&ドロップします。ツールが自動的に実行され、バックアップファイルが指定された「bk」フォルダに作成されます。
「bk」フォルダが存在しない場合は、自動で新規作成されます。
Macの場合
Macの場合は、WindowsのVBScriptが動作しないため、同様の機能を持つスクリプトをAutomatorやAppleScriptを使って作成する必要があります。以下は、簡単な例です。
Automatorでのバックアップスクリプト作成例
- Automatorを開き、「新規書類」を選択します。
- 「アプリケーション」を選び、「選択」をクリックします。
- 「ライブラリ」から「ファイルとフォルダ」アクションを選択し、「指定されたFinder項目を取得」をダブルクリックします。
- 次に、「Finder項目をコピー」をダブルクリックし、コピー先を指定します。
- 「ファイル」メニューから「保存」を選び、適当な名前を付けて保存します。
詳細な手順については、今後作成できればこちらにリンクを貼ります。
まとめ
このツールを使えば、手動でのバックアップ作業を効率化することができます。VBScript を使用してファイルのバックアップを簡単に行う方法をご紹介しました。正しくスクリプトを保存・実行することで、重要なファイルの安全性を確保できます。これにより、ファイルの紛失や破損に対するリスクを低減し、日々の作業の安心感を高めることができます。今後もこの方法を活用して、大切なデータの保護を行ってください。
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